吉原炎上
吉原炎上 公式サイト http://www.tv-asahi.co.jp/yoshiwara/

あらすじ

内田久乃(観月ありさ)は18歳で、吉原・夕凪楼に売られて来た。
女郎として営業許可が下りるまでの間に、ちょうど同じ時期に近江楼へ売られて来た浅井雪乃(星野真理)と一緒に「花魁道中」を見物し、吉原の華やかさに憧れ、いつかお職になって自分も花魁道中をやりたい、と言う雪乃と意気投合する。

営業許可が下りると、厳しい現実が待っていた。
久乃は「若汐」と言う名をもらい、店に出るようになった。

そんなある日、張見世に出ている若汐を食い入るように見つめている男がいた。
久乃が故郷の岡山で、結婚の約束をした勇吉(林康文)だった。
その日から、久乃は、「年季が明けたら勇吉さんと一緒になる」
と言う夢だけを支えに暮らしていたが…。


私は名取裕子さんのファンです
なので、もちろん、映画版 吉原炎上も何度も見ました

なので、映画は映画、ドラマはドラマ…別物として楽しもう、と思っていたのですが、
設定で同じところがあっても、ストーリーは殆ど違っていたので、あまり映画と比べることなく見ることができた気がします。

久乃が「若汐」となって店に出るようになった頃、如月(国生さゆり)から、「心も体も凍らせるんだ」と教わっているのを聞いた瞬間、高山巌さんの「心凍らせて」が頭の中で流れ初めてしまい、妙な気持ちで見ていましたが、仲良しだった筈の雪乃に勇吉が既に所帯を持っており、子供までいると知らされ、その上、勇吉からも冷たくあしらわれている姿を見て、ようやくドラマの世界に戻って来ました

俺がが好きだった久ちゃんは、吉原に売られた時に死んだ。
俺は吉原の若汐と遊んだだけ。

キッツイなぁ
久乃が好きで吉原に来たんじゃないってことを差し引いて話してあげる…くらいのことも出来ないなんてさ、勇吉は本当に久乃のことを好きだったことがあるんだろうか?
それとも、本当に好きだったからこそ、状況よりも何よりも、許せない気持ちが先立ってしまったんだろうか?
…観月さんの、突き放されて泣き喚く(慟哭?)する演技は結構好きかも

映画では、主人公の久乃の女郎としての変遷を辿りながら、周りの女郎さんのエピソードもじっくり見せてくれていました。
ドラマでは、久乃と雪乃の友情に多くスポットを当てていた割には、死んで行く女郎さんたちのキャラクター(と、言うか、特徴かな?)をしっかり伝えてくれていたので、それぞれの成り行きや死に感情移入することができて、印象に残っています。

私は特に、如月さんと左京(有森也実)さんが不憫でならなかったな…
左京さん…お客に病気を伝染されて、店を変わり、最終的にはお歯黒どぶに浮かんでいた。
如月さん…株で大損した客と心中。死んでしまっても吉原の大門から出て行くことが出来ず、お歯黒どぶを渡って、お寺に運ばれた。

お話の流れから行って、久乃は幸せになれるんだろうな…とは思っていたけど。
死んで行った人達のことを思うと、感動よりも切なさが残りました。

映画版 吉原炎上
キャストやセットの豪華さ、それぞれの女優さんの演技の見せどころのほかに、私が気に入っているのは、たった2シーンしか登場しないのにも関わらず、しっかり笑わせてくれた緒形拳さんです
家族で楽しめるジャンルの作品ではないけれど
吉原の女の哀しさと迫力が詰まった映画です



ドラマ | 【2007-12-31(Mon) 15:19:45】 | Trackback:(0) | Comments(-)